FRPは5.の石油精製品類に属し、その中でも分類上、プラスチック類になります。それぞれに長所や短所があり、それらをよく知った上で適した材料を使うことが重要です。
FRPは前述の通り、強くて軽く、錆びないという特徴がありますから、木だと腐ってしまうところや、金属だと錆びてしまうところ、あるいはこれらよりも軽くて強度が必要なところ等がFRPの活躍の場になります。
又、FRPは使用する繊維によって、異なった特徴を持つことができますので、他の素材では代用できないよう
な用途の拡がりが可能になります。下記にその特徴をいくつか挙げてみたいと思います。

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錆びたり腐ったりしないので、海水中及び、海上等での長期使用に耐えられる素材として利用できます。
EX.船舶ボディ・海中ケーブル・各種釣竿・マスト・水槽・サーフボード等 |
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FRPの繊維にガラス(GF)を使用することにより、絶縁性を必要とする素材として利用できます。
EX.各種アンテナ・絶縁工具・空港フェンス・レドーム・通信機器設備作業用伸縮ポール等 |
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FRPの繊維にカーボン(CF)を使用することにより、超軽量且つ強度がある素材として利用できます。
EX.飛行機、鉄道、自動車等ボディ及びフレーム・ゴルフシャフト・ロボットアーム・カーゲート(遮断機)等 |
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自由な積層構成で縦弾性係数を調節することにより、強度としなりがある素材として利用できます。
EX.各種釣竿・フラッグポール・各種フレーム材等 |
その他、熱膨張率が低い特性を活かしたCFパイプや、インテリア的要素としてのカー用品等もたくさん商品化されております。当社では、特にパイプを重点的に製造しているわけですが、これらの特性を踏まえて様々な顔を持ったパイプを受注生産しています。(⇒
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これだけ、様々な分野での活用が可能なFRPですが、やはり欠点もあります。
それは価格が高い事とリサイクルが難しいという事、この2点に尽きると思います。
価格に関しては、そのトータル的な利用価値を十分に理解すれば納得できるものではないかと思いますが、リサイクルに関しては、やはり難点であると言わざるを得ません。現状のリサイクル事情としては、FRPを破砕してセメントの原燃料にする方法や、粉砕してコンクリート系製品やアスファルト等に混入する方法が考えられていますが、ほとんどの場合単純焼却や埋立処分されているのが実状です。
日本国内においてFRPが市場に出てから50余年。高度経済成長とともに急速に発展したFRP産業ですが、その歴史は浅く、リサイクル事業もまだ始まったばかりでようやく実用化されてきたところです。FRPを再資源化するべく、現在業界全体での取り組みが成されており、今後はFRPもリサイクルできる素材としてさらなる発展が期待されています。
※詳細は
財団法人強化プラスチック協会 
でご覧いただけます。